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取扱樹種一覧

取扱樹種一覧Tree species

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01セランガンバツ【Selangan batu】気乾比重 : 0.84~1.10

フタバガキ科の南洋材(広葉樹) 緻密な木肌、重厚、高い耐久性を誇る。
やや明るい黄褐色が特徴で、かつては重構造材、枕木、橋梁などに使われた。最近ではデッキ材としてもポピュラー。当社では主に造船盤木の材料として用いる。
セランガンバツはインドネシア語。マレーシアではBalau、フィリピンではYakal。
セランガンバツのバツはインドネシア語で「石」を意味する。

02アピトン【Apitong】気乾比重 : 0.56~0.88

フタバガキ科の南洋材(広葉樹)。甚目はやや荒く、樹脂が多い。辺材と心材の区分が明瞭で、辺材は明るい黄白色、心材は灰色に近い赤褐色。
トラックやコンテナの床板としてよく使われる。またフローリング、重構造材、パレット、合板としてもポピュラー。当社は主に造船用盤木の材料として用いる。
アピトンはフィリピン名。マレーシア、インドンシアではKeruing タイではYang、ミャンマーではKanyin。
当社ではミャンマーの提携先でカスタムカットを行っている。

03ラワン【Lauan】気乾比重 : 0.38~0.64

フタバガキ科の広葉樹の総称。
戦後フィリピンより大量に輸入され戦後復興に貢献した。
比較的軽軟な材料が多く、加工は容易。合板や建築材によく使われていたが、現在は良材の入手が困難である。
当社では主に造船用艤装品として用いている。

04ベイマツ/米松【Douglas fir】気乾比重 : 0.45~0.53

オレゴン州からアラスカ州まで広く分布する。
辺材と心材の区分は顕著で、辺材は淡黄色、心材は赤褐色、年輪が鮮明、米国では最も一般的な重構造材の一つ。
住宅部材としては集成材に加工され梁桁として使われる。樹脂が多いため塗装には注意が必要。
当社では主に造船用盤木(中型から小型船用)の材料として用いる。
木目が特に美しく、日本の松と見た目がよく似ているためベイマツと呼ばれるが、同属ではなくトガサワラの属。

05ベイツガ/米栂【Hemlock】気乾比重 : 0.42~0.46

北アメリカ沿岸部に多く分布する。
光沢があり木肌が美しい。構造材、造作材、建具材として使われる。
当社では主に下地材として用いている。
80年台は北米から輸入される木材として最もポピュラーな樹種の一つだった。

06バルサムファー【Balsam fir】気乾比重 : 0.37~0.53

ワシントン州からブリティッシュコロンビア州の沿岸部にかけて分布する。
その特徴から米樅と呼ばれている。
立木の幼木はクリスマスツリーとして使われる。
辺材と心材の差が不明確で全体的に淡い黄白色。加工や接着性が良いので造作材として使われる。
脂や匂いが少ないため木桶などの材料にもなる。
かつてはかまぼこ板などにも使われた。

07SPF【Spruce-Pine-Fir】気乾比重 : 0.35~0.50

S:エンゲルマンスプルース(ホワイトスプルース)、P:ロッジポールパイン、F:バルサムファー(アルパインファー、グランドファー)の総称。
北米の森林は60%近くが混成林であり、その地域に主に生息する三種類の特性(物性)が酷似しているためSPFとして樹種属をまとめている。
同じSPFでも生産地によって割合は異なるがいずれも比較的小径木から製材されている。
枠組壁工法(2x4)の主な構造材であり、またその加工性の良さからDIYで最も人気のある樹種である。

08ホワイトウッド【White wood】気乾比重 : 0.47~0.49

北海道からヨーロッパまでおなじ緯度帯に広く分布する。
ホワイトウッドと言う樹種は存在せず、エゾマツの事を言うが、国産材と欧州材の区別をするため1990年台からこう呼ばれるようになった。
現在日本には北欧、バルト三国、ドイツ、オーストリア、西ロシアから輸入されている。
比較的柔軟な材で保存性は低いが、乾燥や加工が容易なため集成材に加工され構造材として使用されている。
当社では材料の安定性や加工性の良さから主にプレハブ住宅のパネル桟木として用いる。

09欧州赤松【Red pine】気乾比重 : 0.47~0.49

ヨーロッパからロシア極東まで広く分布する。
レッドウッドと呼ばれることもあるが、カリフォルニアレッドウッドとは全くの別物。日本の赤松に類似し、樹脂が多い。  かつてはロシアから原木で輸入され日本海側の工場で多く製材された。
耐久性は劣るが、加工性や安定性が良い。
当社では欧州から輸入した原板をプレハブ住宅のパネル桟木に加工している。

10ラジアタパイン【Radiata pine】気乾比重 : 0.45~0.58

カリフォルニア州原産だが現在では主にニュージーランドやチリで造林され、日本に輸入されるものはNZ産であるためニュージー松とも呼ばれている。
辺材と心材の境は不明瞭。日本に輸入されるものは年輪幅の広いものが多い。
比較的安価であるため梱包材として使用されているが、建築材や繊維板の材料としても用いられる。

11【Hinoki】気乾比重 : 0.41~0.45

日本特産種で本州中部から九州南部まで広く分布する。
辺材と心材の差ははっきりせず、辺材は黄白色、心材は黄白色から淡紅色。木理は通直で均質、狂いが少なく加工性が良い。
耐久性が高いため古くから寺社建築や高級建築材として用いられてきた。造作材、建具、家具など幅広く用いられる。日本各地にブランドヒノキがあり、中でも木曽ヒノキが有名。日本人にとってヒノキの芳香がいわゆる「木の香り」と言っても過言ではない。

12【Japanese cedar 】気乾比重 : 0.35-0.38

日本特産の代表的な樹種で、主に東北以南に分布。人工植栽は北海道南部にまで及ぶ。戦後多く植林され、現在最も蓄積量が多い。
辺材と心材の境界は明瞭で、辺材は白色、心材は淡紅色から赤褐色、時に黒褐色を帯びる。木目は鮮明で通直。
建築用材として最も多く用いられる。
心材に特有の芳香がある為、建築材などに使用して木の優しい香りを楽しむだけでなく、日本酒をスギで作った樽に貯蔵することによって香りづけを行う事もある。

13バルサ【Balsa】気乾比重 : 0.08~0.20

地球上で最も軽い木。エクアドルが原産であるが、現在ではパプアニューギニア、インドネシアなどで造林されている。
風力発電のブレード心材や模型飛行機の材料として用いられる。
当社では独自のルートでパプアニューギニアより直輸入し、主に原子力関連設備の緩衝材、映画、TVドラマ撮影用セットの材料の加工販売、またホビー用の材料を小売りしている。

このほか
(国産材) ケヤキ、カシ、シオジ、タモ
(北米材) ベイスギ、ベイヒバ、スプルース、セコイア(レッドウッド)、オーク、メープル
(南洋材) チーク、タイワンヒノキ、レンガス、
(その他) リグナムバイタ、ユーカリ、ポプラ、雲スギ、鉄スギ
なども在庫しています

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